~卒業生メッセージ~
子どもの未来を担う、スペシャリストたち

在学中に学んだ専門知識や取得した免許・資格を活かして、さまざまな教育現場で輝き続ける卒業生たち。社会人となって数年の経験を積んだ先輩たちに、いまの仕事についてお話を伺いました。3年間の学びの先で、4人に続く未来の先生はあなたです。

古越 祐斗さん (平成24年卒業)
千葉県立船橋旭(現・船橋啓明)高等学校出身
川口市立神根小学校 勤務

卒業して何年経っても、
記憶に残る先生を目指して

昔から大好きだった子どもと関わる仕事に就きたいと考えて、有明教育芸術短期大学に入学。現在は、埼玉県の小学校で学級担任をしています。授業とその準備、テスト問題の作成・採点、保護者への連絡など、仕事は多岐にわたって毎日忙しいですが、とても充実していますね。児童一人ひとりのことを知るために、大切なのは前年度の担任や幼稚園からの引継ぎ。私は在学中に幼稚園教諭免許も取得したので、後者の場合はそのときの授業や実習がとても役立っています。この仕事のやりがいはいろいろありますが、特に児童から貰う言葉。卒業文集に「古越先生みたいな小学校の先生になりたい」と書かれたときには、感激しましたね。大人になったとき、小学校が楽しかったと思い出に残るよう、これからも子どもたちの成長を見守っていきます。

小学校は義務教育最初の6年間を担う学校。学級担任として、1人で全9教科を教えます。児童の理解度や個性を見ながら、基礎的な学力を身につけさせ、同時に社会性や協調性を養います。

西嶋 沙也加さん (平成25年卒業)
東京都立紅葉川高等学校出身
学校法人アゼリー学園 なぎさ幼稚園 勤務

子どもたちの成長を感じ、一緒に喜べることが、なによりの「やりがい」。

年少・年中・年長クラスでの担任を経験し、現在は副主任も兼務しています。私が勤めているのは在学中の実習園で、他への就職は考えられずに万全の体制を整えて就活したことをいまでも思い出します。クラス数や園児数が多くて大変な部分もありますが、運動会や発表会の練習を通して「できない」が「できた」に変わった瞬間、大勢で一緒に喜べるという楽しさもありますね。有明教育芸術短期大学での学びは実践的な内容が多く、いまの自分の力になっていると感じることも多いです。子どもたちが安心・安全に日々を過ごせるよう、常に緊張感をもって仕事に臨んでいます。

幼稚園では就学前の教育を担い、子どもたちの発達を促します。年少・年中・年長いずれかの学年を担任し、日々の保育は4時間ほどが標準です。降園後は記録や行事準備などの業務を行います。

竹元 彩さん (平成26年卒業)
広島県・如水館高等学校出身
学校法人三浦学園 日本音楽学校保育園 勤務

手遊びやダンスで、園児のみんなを
笑顔にしています!

現在勤務しているのは、有明教育芸術短期大学の併設園です。実習やボランティアでお世話になったこの園なら、安心して働けると思ったのが、ここに決めた理由です。在学中は、保育や教育に関する基礎的な知識はもちろん、手遊びや歌、ダンスなど、実践的な授業でたくさんのことを学びました。授業で培った実技の経験を活かして、実際に働き出してからも子どもたちに自信を持って教えることができています。保育の仕事は、子どもの命を預かる責任ある職業であり、まだまだ悩むこともありますが、子どもたちが毎日笑顔でいられるようにこれからも頑張ります。

仕事や病気などで家庭での乳幼児保育が難しい場合に、保護者に代わって保育する施設。食事、午睡、オムツ換えなどの生活援助から、運動や遊びを通した教育など多様な業務に携わります。

吉岡 慶子さん(平成25年卒業)
東京都立本所高等学校出身
株式会社マミー・インターナショナル 江東きっずクラブ七砂 勤務

子どもたちに癒されながら成長できる毎日を送っています。

小学校の中にある江東きっずクラブで、低学年の子どもたちを見ています。有明教育芸術短期大学では、幼稚園教諭、小学校教諭の免許に加えて、保育士資格も取得しました。その知識は卒園してすぐ、入学したばかりの1年生を指導するときにとても役立っています。また、授業や実習を通して実践的に学べたこともあり、入社直後からスムーズに子どもたちを指導することができたと感じています。この仕事のやりがいは、子どもたちの成長を近くで見守れること。私自身も成長し続けることができるように、3つの資格を活かして新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいです。

小学生の放課後保育を担う児童福祉施設。近年、その需要は高まっています。児童の健康管理や安全確保を中心に、適切な遊びや活動を計画するほか、自主学習の時間やおやつの提供なども行います。